甲佐町の夏の風物詩(第68回あゆまつり)

イベント

大人も子どもも楽しめる「あゆまつり」

7月28日()、今年で68回目となる甲佐町の一大イベント「あゆまつり」が開催されました。朝9時、町総合保険福祉センター「鮎緑(あゆみ)」で行われた開会セレモニーでは、龍神太鼓の勇猛な響きとともに、待ちに待った祭りがスタートしました!

まずは、各地区の子ども会で作られた「子ども神輿(みこし)」が商店街の中を練り歩きます。

この日は梅雨明けの晴天に恵まれ、朝から30度を超える炎天下。灼熱の暑さにも負けず、子ども達が思い思いに作った神輿(みこし)を担いで大きな掛け声をあげる姿に、見ているこちらも思わず「頑張れ〜!わっしょい!」と手を叩いていました。

また、子ども達と一緒に掛け声をかけ、笛を鳴らしたり、大きなうちわで扇いだり、汗だくで頑張る保護者の方々もお疲れ様でした!

全長30メートルの「大そうめん流し」

子ども神輿(みこし)のあとは、みんなお待ちかねの「大そうめん流し」です。

2箇所に設置されたそうめん流しの竹に、甲佐が誇る「肥後そう川の手延べそうめん」が、270人前も流れます。なんと贅沢なそうめん流しでしょう!開始前からそうめんのお出汁をもらう受付に、たくさんの方が並ばれていました。

カンカンに照りつける太陽の下、流れてくる冷たいそうめんに大人も子どもも大喜びです!「あ〜取れんかった!!」「いっぱい取れた!おいしい〜!」と、商店街中に楽しそうな声が響き渡ります。そして、薬味はやっぱり甲佐町の特産「ニラ」、青じそもありました。

そうめんを茹でる係も、流す係も「はやく次のそうめんちょうだい!!」の声に大奮闘。だけど皆さん楽しそうに、見事な連携プレーでこなしていました(笑)

そうめん流しの後は大道芸ショーもあり、午前中から盛りだくさんのプログラムで子ども達の歓声も気温と共にヒートアップしていました。

鮎のまちならではの「あゆのつかみ取り大会」

午後に入り、甲佐小学校のプールを使って「あゆのつかみ取り大会」が行われました。司会進行をされたのは、フリーアナウンサーの村上美香さんです。炎天下に、町内外から集まった子ども達約700名が、今か今かと開始の合図を待ちわびます。鮎をつかむ網も配布されているので、魚が苦手な子でも楽しめます。

 

「スタートです!!」の声で一斉に子ども達が出陣!プールサイドで待つお母さん達も「あっちにいっぱいいるよ!!」などと白熱し、会場は大盛り上がり。約2000匹もいた鮎が一瞬でいなくなったのは圧巻でした。

「楽しかった〜!」「持ち帰った鮎は今夜塩焼きで食べます」と、まさに親子で楽しめるイベントです。来年もたくさんの参加をお待ちしております!

新旧が「こうさ」するお祭り

市街地を流れる大井出(おおいで)川に沿って歩けば、かき氷やはし巻き、射的など昔と変わらない屋台がところ狭しと並びます。ふと、スパイシーな香りに誘われ振り返ると、おしゃれなセレクトショップの店先に可愛らしいカレーの屋台。また少し歩いた先には古民家を改修したカフェでタピオカドリンクが売られていました。進化をしている屋台のスタイルに心が踊ります。

夕暮れが近づくと地元の方たちが思い思いの衣装をまとい、盆踊りで楽しませてくれます。風情ある町並みに続く提灯の明かりとともに、新旧のスタイルが合わさって何とも粋な雰囲気です。

フィナーレは夜空に咲く3800発の打ち上げ花火

夜になると、商店街から歩いてすぐの緑川にかかる「中甲橋(ちゅうこうばし)グリーンパーク」のステージが一気に盛り上がりをみせていました。キッズダンスや人気タレントの黒木よしひろさん率いる音楽バンド、そしてこちらも皆さんに大人気のタレント、英太郎さんの登場です!絶えず笑いが起こり会場のボルテージは高まります。

ステージが終わるとともに、祭りを締めくくる打ち上げ花火がスタート!3800発の花火が緑川に反射してとても綺麗でした。音楽に合わせて打ち上がるミュージック花火や「すごい!今の大きかったねー!!」と思わず歓声が上がるほどの大輪など、視界に入りきらないほど、こんなに近くで楽しめる花火は他では見られない光景です。

最後は、まさに乱れ打ちのように打ち上がる花火で、あゆまつりは閉幕しました。

皆さん「いっぱい上がったね〜」「今年の花火はよかった!!」と余韻に浸りながら帰路につきました。

大人も子どもも楽しめる甲佐町の一大イベント「あゆまつり」は、地元の方達の「町を大切に想う心」に触れられる楽しいイベントです。

また来年お会いしましょう!

INFORMATION

第68回あゆまつり

営業時間
毎年7月下旬、日曜日